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アメリカでは無痛分娩で出産をする方は
全体の4割から5割の割合です。
世間で言われているほどの数ではないんですね。
しかし、出産時における痛みへの対応・調節は
日本とは比べ物にならないほど進んでいます。
ですから、出産する上で体への負担が
かなり少なく済んでしまいます。
このため、アメリカでは出産後すぐに
退院することができます。
ちなみに無痛分娩においては
以下のようなメリットがあります。 |
・会陰裂傷が起こりづらい
・陣痛がやわらぐ
・出産する日を選ぶことができる
・体・精神面への負担が小さい
デメリットはごく稀に見られる麻酔薬の副作用程度です。
何の手術でも麻酔による副作用はあり得ますので、
無痛分娩に限ったことではないということになりますね。
では、なぜこのようにいいことだらけの無痛分娩が
日本ではあまり浸透していないのでしょう?
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自然分娩は産みの痛みを知ることができるので、
日本では古来から自然分娩が美徳とされる風潮がありました。
そして現在でもその考えは比較的強いと言えるでしょう。
実際、この考えが間違ってはいないと思います。
ただ、出産に対する考え方は人それぞれですから
「コレじゃないと母親の資格がない」と言ってしまうのは
それは悲しい考え方ではないでしょうか?
また、アメリカほど麻酔医が多くないことや
医療機関同士の連携が取れていないことも、
日本の無痛分娩の普及が遅れている原因にもなっています。 |
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